映画を観た記録

映画の感想を書きます

6歳のボクが、大人になるまで(BOYHOOD)

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そして人生はつづく

 

  

どうしても主人公の子供の目線で観てしまうから、大人の都合に振り回されて自分で状況を思うように動かせない無力感とイラつきを感じまくってしまい、映画の冒頭からかなりやるせなかった。

自分が田舎出身だったので親の車がなければどこにも行けず、車があったとしても親が一言「そっち方面は今日行かん」と言ったら行けない。子供は無力。

 

あとこれは女目線で観た場合の話だけど「子供ができたら大体自分の時間の80〜90%は子供のために使う生活になる」ってことを見せつけられて超恐ろしくなった。
しかも子供が巣立った際にはなんだかものすごく悲しくなるみたいだし(母役は「何も残らないしあとは自分の葬式が待ってるだけ」みたいなことを言っていた)、なんなの〜、怖っ。

 

全体的に「悲しみベースの上に時々ハッピーなイベントが発生するのが人生」っていう主観が元になってる映画だと感じた。
常に悲しみベースだから、たまに起こる嬉しいことがめちゃくちゃ嬉しいという、期待値下げて相対的に幸せ!っていう信念? 映画はおもしろいんだけどそういうのは割とどんよりさせられる。
振り返れば辛いことがたくさんあったけど、全部乗り越えて今はまあまあいい感じ…的な、、この人たちゴキゲンじゃない状態が恒常化してる感じが強い。

 

唯一、メキシコ人配管工が英語を勉強して使われる側から使う側にまわり生活を改善してたエピソードがとても良かった。この映画の中で一番明るくて素敵な話題だと思う。

 

自分の人生を良くするのは自分しかいないのだ〜そうだそうだ〜と改めて思わせてもらいました。