映画を観た記録

映画の感想を書きます

トム・アット・ザ・ファーム(Tom à la ferme)

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若い時には色々あるよね

 

 

好きだった男の葬式に出るためにそいつの実家に行ったら、ちょっとヤバめの母親とかなりヤバめの兄貴がいた…

っていう感じのお話

 

 

今の状態はまるで僕自身の一部が死んだのと同じ
僕はどうしても泣くことができない
頭の中から抜け落ちてしまった ”悲しみ”という概念が…
今残されたものが君のいない世界でできることは
君の代わりを見つけること

 

という、とても切ないポエムを書きなぐって「君の代わり」を見つけに行ったら、「かなりヤバめの兄貴」という現実と対面したり、あんなに好きだった相手がヤリチンクソ野郎だったってことが分かったりして、過去を無理なく吹っ切れたような感じがありめでたしめでたしだと思った。

 

今回のアスペクト比の狭まりは一体何を意味していたんだろう。
(MOMMY(これより後の作品だが) の時にはよく理解できた。狭かった世界が広がることが、イエ〜〜〜イ!! っていうスティーブの気持ちの高揚と解放感を表していたんだよね、という勝手な見解。)

 

最後に兄貴の着てた上着にUSAってでっかく書いてあって、その後に流れるエンドロールでの曲が「I'm tired of you America~♪」で、「もうお前にはうんざりだよお俺は目が覚めた」ってこと?

「目が覚めた」=「君の代わりはいない」→ 世界が狭まるような茫漠とした気持ち…

こんな単純な考えが思い浮かびます。

 

色々あったけど、次にステキな恋人ができた時には「そういえば昔スゲーヤバい奴につかまったことがあってさあ…」って懐かし笑い話になることでしょう。