映画を観た記録

映画の感想を書きます

欲望のバージニア(LAWLESS)

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不死身のトムハ

 

 

三男が冒頭からヘナチョコ野郎ってのは明らかであった。
シャイア・ラブーフは顔で損してるな、いつまでたっても精神未熟野郎みたいな役しかしてない(もしくは自分がそういう役で出てる映画しか観てないか)。

こいつが撃たなきゃいけないところでぜーーーーーーーーんぜん撃たないから、代わりに次男のトムハがバンバン撃たれててめちゃくちゃ嫌な気分になった。
別にトムハびいきだからということではなく、単純に
危ないビジネスをやってるのに覚悟もなく外見だけ良く見せたり女の気をひくことだけに邁進してるクソなチャラ男三男
って存在に最初から最後までものすごくイライラさせられ続けた。

 

11時までに戻って店にいてほしいって約束をごく自然になかったことにしてる長男のおかげで首を切られ死にかけるトムハ…

自力で立ち上がって歩けるのになぜか地面に転がっていた三男を助けようとして蜂の巣にされるトムハ…

常にビンビンに立ってる自分の死亡フラグを華麗にへし折り続けるトムハ…

ギャグか!?ってくらいにトムハが不死身すぎて、これは絶対にトムハが死なない世界の話なんだと自分を納得させながら観ていたが、最後のモノローグで「肺炎であっけなく死んだ」とかいらんこと言って水を差す制作サイドは何をどうしたいのかぜんっぜんわからんと最後の最後まで思わせられた。

 

良いなあ〜と思ったのは悪役のガイ・ピアース
この人は普通に自分の仕事をどんどんとこなしていて偉かった。やると言ったらやるタイプ。殺しすぎて最後には自分が殺されていた。
もう一人悪人キャラとしてでゲイリー・オールドマンが出演してたが全く活躍してなくて、この人はただのゲストキャラだったということらしい。もったいなさすぎる。

 

そういえば、昔の映画でよくあった感じのセックスシーンを久しぶりに観た。
男と女が意味深に見つめあったりお互いを意識しあったりして(暗闇の中とかで)、どんどん物理的に距離を縮めていって最後にはベッドイン!そしてちょっと絡み合ったあと朝になる、みたいなやつ。ターミネーターのカイルとサラコナーがしてたようななやつ。

このセックスシーンがなんかものすごく微妙だった。
血なまぐささとか男同士の弱肉強食を前面に出したい映画だと思ってたのにいやに女と女の感情みたいなものがチラついて、その度に気が散って戻ってこなかった。

作中のガイ・ピアースのセックスみたいに、女に気持ち悪いことをしている変態なんだなってことを、セックスそのものを見せるのでなくほのめかすようなカットをいれていたのはすごく説得力があったし、いろいろ想像させられて不気味度が増すので良かったが、トムハとジェシカ・チャスティンのあれはちょっと…。妙に我に返ってシラけてしまった。

 

結局「弱虫だった三男の成長物語」って要素が強すぎて、当初の印象とは裏腹にあんまりパッとしないまま終わってしまったな…
The Drop のボブを彷彿とさせるトムハのボーっとした雰囲気にニコニコさせてもらったってことで、まあいいか…