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映画を観た記録

映画の感想を書きます

インサイドヘッド(Inside Out)

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この小さい人達は本当はどこにいるんだろう?

 

 

邦題がインサイドヘッドだから、まあ頭の中にいると思っておけばいいんだけど、あんまり悩むと「私という存在のありかは一体どこに…」というようなデカルト的な話になって脇道にそれるのでやめた。

記憶は脳の中にあるから頭の中ということでいいです。

 

その頭の中に小さな存在がいて
すべてを見ているしすべてにおいて自分の味方であり応援していてくれている
と思ったらすごく心強い気分になった。
いろんな宗教や思想で同じようなこと言っている。それは頭の中でも心の中でもいいし背後でもいいしとにかく常に一緒にいるが目に見えない存在。

「辛いことがあってもみんながいるからがんばれる!」みたいな、めちゃくちゃ単純なことを思わされたぞ… (しかしみんなって誰だ?)

 

父と母との家族の思い出をたくさん見せてくれたのもよかった。
楽しかったミネソタでの日々…思い出たくさん作って大きくなったねライリー…とか親戚のババアみたいなことを思って泣いた。
クレしんのオトナ帝国観て泣いたのと同じ理由でめちゃくちゃに泣けた。


生まれてから死ぬまでに積み上げられる記憶と、その狭間にウロウロと現れるビンボンのような、無垢だった時の自分の投影的存在!
時が流れて全ては無に帰すという諸行無常さに日本人スピリットが反応してるんだろうか。

 

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特にこのビンボンはやばかった。
なんだこの「絶対に傷つけちゃいけない赤ちゃんみたいなこころの生き物」は?
泣いたら目から飴玉が飛び出るなんてどういうつもりだ??
しかもそれが「自分」ってところがものすごいキモだな。
ガネーシャみたいな外見があんまりかわいくなかったので、グッズが欲しくなるとか異様にお気に入りになることはなかったけど…

 

ラストでの主張、「喜怒哀楽その他の感情の全てがとても大切」って言いたいことはよくわかった。でもやっぱり悲しみって必要ですか? 楽しく生きていきたいだけなら悲しみなんてなくてもいいんじゃないですか?などと思ってしまった。悲しいってなんの役に立つんだろう?
まあ何かを創作する時には必要だったりするのか。あとは泣きたい時もあるのか。

あんまり考えすぎると哲学病が再発しそうなので、面白かった!以上!って感じで楽しく終わろう。

建前として子供向けに作ってあるからこそ、余計なことを考えすぎず楽しめて良かったです。