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映画を観た記録

映画の感想を書きます

THE LOBSTER

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「すべてが何かの暗喩である」などと考え始めると止まらない映画

 

 

レア・セドゥがものすごく良かった!

007スペクターでボンドガールを演じたレア・セドゥは全然好きになれなかったが、この半キチガイ女を演じる彼女は、本領発揮って感じでとてもハマっていた。ものすごく良かった。スペクターでの彼女はすべてが不自然で(演技が下手とかそういうのじゃなく)気が散って観ていられなかったが、この作品でだいぶ好きになったくらい良かった。

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この人の「ギリギリ美人…?」的な顔が最高に活かされた役だと思う。「ギリギリ美人…?」な人と思っているから「明らかに美人」ポジションで登場されると違和感しかない。

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ターミネーターのごとき雰囲気を放つレア・セドゥ。

 

 

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森の中、草原、遠くに見える山々などがとても美しく、観ている最中は「風や匂いを感じたいなあ…」という気持ちが自然に沸き起こってくる。

「4DX上映のようなことがお茶の間でも体験できるようになったらいいな。」みたいなことを思ったが、そこにない現実をあたかも目の前にあるかのように体感したいと考えるのはなんだか病的なのでやめておこう。(風や匂いを感じたいなら外に出ろってことだ。)

あと音楽もとても良かった(「キャロル」の音楽と同じ感じの好きさ。しかし音楽の好きさを言葉で表すのは難しいな…)。色々な要素が調和していて美しい映画だ。

 

この映画の設定の全てが現代社会とそこに生きてる人間のいびつさのメタファーなのでちょっと重苦しい感じもあるが、コリン・ファレルのボーとした存在感や台詞回しのおかげで全体的にコント感があって楽しい。不条理コント的な…。

 

そういえば、ちょっとした役でジョン・C・ライリーも出演している。
ジョン・C・ライリーのことは今までどの映画で観ても好きでも嫌いでもなかったのだが、今回

ジョン・C・ライリー好きだわ…」

となぜか気付かされた。

今後はもっとジョン・C・ライリーの出てる映画をまじめに観ようと思いました。

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ジョン・C・ライリー