映画を観た記録

映画の感想を書きます

英語と字幕と吹替について

個人の意見なので蛇足

興味のある人は続きへ

 

私は生粋の日本人なのでもちろん日本語が一番得意だけど、何年も海外で暮らす生活をしていたら、英語も必要に迫られて読み書き聞き取りできるようになってくる(ていうかならざるを得ない)。

最近は映画も英語字幕付きだったり、時には英語音声だけだったりで観ていたので、たまに日本語字幕で映画を観るとすごく楽でありがたい。でも激烈に思うことがある。

 

日本語字幕、英語の内容めっちゃ端折ってんな!!!!」

 

英語から日本語に訳す段階で、情報がかなりカットされてて辛い。
受け取る印象が全っ然違う。

以下例としてインセプションの話。

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ここでの二人の会話
(C:コブ E:イームス )

C: Inception, now before you bother telling me it's impossible, let me..
E: No, it's perfectly possible. It's just bloody difficult.

C:インセプションだ。不可能という前に話を…
E:不可能じゃないが難しい

 

C: Interesting. Because Arthur keeps telling me it can't be done.
E: Hmm, Arthur. You still working with that stick in the mud?

C:アーサーは無理だと言ってる
E:まだ組んでるのか

 

C: He is good at what he does, right?
E: Oh he is the best, but he has no imagination.

C:腕は一流だ
E:想像力が欠けてる

 

C: Not like you?
E: Listen, if you are gonna perform inception, you need imagination.

C:想像力?
E:植え付けには不可欠だ

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この端折り具合!!!
驚愕!!
とくに二連目と三連目のイームス。
(三連目なんて「Oh he is the best」が字幕に乗ってない。)

四連目のコブ「Not like you?」は「お前みたいにイマジネーションが豊かじゃないって?」くらいの意味だが、次のイームスのセリフに合わせて意訳されてる。

 

字幕には字数制限があって、その中で「端折っても伝わるギリギリの線で訳す」っていう技を駆使して字幕作ってる人たちは本当にすごいと思う。
それは大変な苦労だし、きっと切ない気持ちでやっているに違いない。

 

自分の中で吹替で観るって選択肢はほとんどないが、情報量は字幕より少しは多い。(実際、四連目のイームス「Listen, if you are gonna perform inception, you need imagination.」は吹替だと「インセプションにはイマジネーションが何よりも不可欠なんだ」となっている)

 

日本で劇場に行く際は字幕版一択だが、それ以外の時にはどのように映画を観るか改めて悩んでしまう。

吹替は当たり外れがあってギャンブルなのであまり好きになれない。
日本語字幕は観てる分には楽だけど、ここまで意訳されてると知ったら悩ましい。
自分が受け取ってる情報はちょっとしたニセモノで、本当はもっと詳しくて正しいものがあるってことを知ったら無視できない。
英語字幕は、映画によってはそれでも大丈夫だが、登場人物たちがよくしゃべる映画や専門性の高いフィールドでの人間ドラマだったりすると、追い続けるのはかなり辛い。
(The Intern とか LEGEND なんて、人物がかなりペラペラ早口でたくさんのことをしゃべるけど、日本語字幕ではどうなっているんだろう?)

 

なんて考え出したら、積んであるたくさんのDVDを横目に見つつ中々手が伸びないという日々だ。
気にしすぎ!!!